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魔女の人形

前作「美少女戦士は淫らなウィッチの夢を見るか」の続きです。


ダンボール戦機Wの第8話を見た興奮をそのままに、勢いで書いてみました。
あまりにもその通りのタイトル、内容だったので。










「それじゃ。また明日ね・・・」


いつものように火川神社に集まったはいいが、ミストレス9の動きが無く、居場所もつかめない。
結局何の進展も無いままセーラー戦士の少女たちは帰っていく。


ほたるとちびうさに続いてはるかとみちるまで犠牲になってしまった。正確に言えばもっと深刻なのだが。

さすがのうさぎですら、声に元気が無かった。後姿もこころなしか頼りない。


そんなうさぎにレイが駆け寄る。
「うさぎっ!」

心ここにあらずでとぼとぼと歩いていたところに不意をつかれた。
「わっ!レっ・・・レイちゃんってば!・・・びっくりしたなあ」
ぎょっとして声を上げる。慌てる様子は普段とあまり変わらない。

「ぼーっとしちゃって、もう・・・」
レイの声は穏やかだが、明るい。うさぎが本気で落ち込んだとき、そばにいて励ましたあの声だ。

「心配しなくても大丈夫よ!ちびうさちゃんも、ほたるちゃんも、みんなきっと助かるわよ!!」


「・・・・・・ありがとう・・・」
レイのシンプルな言葉に勇気づけられ、ほっと一息つく。
「レイちゃんも無理しないでね!あたしでよければいつでも相談して!それじゃ!」

「ええ!」
少しだけ元気を取り戻したうさぎを、レイは笑顔で見送った。





一人、火川神社に残ったレイは、他の4人とは明らかに様子が違った。

「すぐにあなたもデスバスターズの一員にしてあげるわ。フフッ・・・」
先ほどとは似ても似つかない艶やかな微笑が浮かぶ。

「でも、その前に・・・」










「レイちゃん?どうしたの」
「ごめんね。こんなこと亜美ちゃんにしかお願いできないの」


レイからの通信を受けて、引き返してきたのは亜美だった。
「すぐに済むからね。こっちに来て」
そそくさと歩き出すレイ。





「ここは・・・?」
亜美は導かれるままに、レイがいつも祈祷をしている部屋へ入った。
「真っ暗・・・。レイちゃん?」
部屋の中に明かりは無く、しんと静まり返っている。


背後で戸が閉められ、完全に闇包まれる。


「ウフフ・・・。やっぱりお利口さんね。セーラーマーキュリー」
少女を惑わした魔女は勝ち誇ったようにつぶやいた。暗がりから聞こえる声は信じられないほど冷たい。


「え?どういう・・・」
異変を感じてとっさに辺りを見回す。


暗闇に目が慣れるにつれ、壁に貼られた札が目に入る。
紫色の五芒星が書かれた、真っ黒な札だ。
「これは・・・」


「うっ・・・」
めまいに襲われ、亜美は膝をついてしまう。



「ようやく自分が虜になったことに気づいたかしら?アハハハッ!!」
高笑いするレイ。正義の戦士を陥れることが心地よくてたまらないのだ。



「レイちゃん・・・・・・。どうしちゃっ・・・たの・・・?はぁ・・・く!」
床に倒れこんだ亜美は部屋に漂う邪な気にあてられてあえぐ。いまだに状況が理解できない。


「大丈夫よぉ?マーキュリー。あなたにはまず人形になってもらうだけだから」
レイがいつの間にか目の前にいた。見下ろす瞳は悦楽に酔い痴れ、濁っている。

「さぁて・・・」


髪をわしづかみにして顔を持ち上げられ、亜美は表情をゆがめる。
「うっ!」


「はあ・・・・・・一体・・・レイちゃん?」
視線の先にいる、仲間の変わり果てた姿に目を疑う。

「そんな・・・!ユー・・・ジアル?」

赤い衣に身を包むレイはかつて倒したはずの敵とまったく同じ姿になっている。
目の前の存在が何者なのかようやくわかりはじめた。


「フフ。すぐにウィッチに染め上げてもいいんだけど、人数が多いからね。ちょっと遊んであげる」
真っ赤に染まった挑発をかきあげ、ぐっと顔を近づける。


「え?・・・ん!・・・・・・あ・・・」
レイに突然唇を奪われる。亜美は抵抗する力も無く、なされるままになってしまう。
「ん・・・」

レイはわざとらしくピチャピチャといやらしい音を立てて、亜美の唇を貪った。




「それじゃあ、仕上げね」
「・・・」
もはや声を出すこともままならない。ぼんやりと見つめるレイの手には黒い札がある。手はそのまま亜美の胸元へと伸びていく。


「!?」
「フフ・・・」
レイは淫靡に笑いながら、邪悪な気を放つ札を無抵抗の少女の胸へとズブズブと埋め込んでいく。
闇に堕ちた巫女を前に、亜美はなす術が無かった。


「(何?この力・・・。あ・・・ダメ・・・!)」
必死に動こうとしても、亜美の体は言うことをきかない。


「(あ・・・・・・・レ・・・イ・・・)」


次第に意識が薄れてゆき、やがて完全に失神した。





「これから面白くなるわよ。アハハハハ!ハハハハハハッ!!!」
ウィッチと化した少女は、かつての親友を手駒として手に入れたことに狂喜した。













数十分後。


「さあ、目覚めなさい、水野亜美」
ウィッチマーズに命じられ、ゆっくりと身を起こした亜美の瞳に光は無かった。
「はい・・・」
抑揚の無い返事で応じる。


火の魔女は、起き上がった人形の目をまっすぐに見つめる。
すると、亜美の瞳に紫色の五芒星が浮かび上がった。
「お前はセーラーヴィーナスを・・・、愛野美奈子を少しずつ調教していくの・・・」

「はい」
虚ろな声が響く。


「お前は女をよがらせるのが楽しくてたまらない。じっくりとじらしながらね」


「はい。私は女をよがらせるのが楽しくて仕方ありません」
繰り返す。


「お前は女をもてあそぶのが好きで好きでたまらない」


「はい。私は女をもてあそぶのが好きで好きでたまりません」



「それじゃあ、こんなにすばらしいことは無いわね」


「はい」




「さあ、思う存分味わってきなさい」
ウィッチマーズは生まれ変わった人形を満足気に送り出す。



「フフフフフ・・・。お任せください。あの娘はたっぷりとかわいがって、従順な下僕にして見せます」
亜美の瞳は相変わらず虚ろなままだが、淫らにささやいた口元は邪悪にゆがんでいた。
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